【体験】避難所生活体験(1泊2日)
カワレルAction College開校後初となる1泊2日のイベント
カワレルAction Collegeは、デンソー労働組合が「自ら考え生きる力」「誰かのためを想像できる人間力」を養う学び場として作った企業内大学です。今回はカワレルAction College開校後、初となる1泊2日のイベントとして避難所体験を開催し、28名が参加しました。
2025年1月には、南海トラフ巨大地震の30年内発生確率が80%程度に引き上げられたことを知っていましたか?東海三県でも大きな被害が想定される中、組合員一人ひとりの防災意識を高め、いざという時に行動できる力を養うことを目的に今回は当イベントを開催。参加者からは、「想像以上に大変だった」「備えの大切さを痛感した」など、多くの「気づき」と「学び」を得られたという声が寄せられました。
1日目:避難所の設営から運営まで、リアルな体験を通して学ぶ
開会式後、まずは防災の基礎知識を学びました。その後、参加者全員で協力して避難所の設営を開始。ブルーシートと寝袋を広げて寝床を確保し、プライベート空間を作るためのダンボールハウスの組み立てや、衛生を保つためのゴミ捨て場の設営など、避難所を運営していくために慣れない作業に戸惑いながらも、チームワークを発揮しながら設営を進めました。
避難所の設営もままならない状況下で、停電が発生する中、夕食の準備や非常食の試食体験を行いました。アルファ米や普段慣れない調理方法を通じて、災害時の食生活について考えさせられました。夜は、被災を想定したケーススタディを実施。様々な状況を想定したグループワークを通して、状況に応じた適切な判断力や対応力を養いました。
2日目:能登半島地震支援活動の体験発表から、学びを深める
2日目は、能登半島地震の支援活動に参加した組合員による体験発表から始まりました。被災地のリアルな状況や、支援活動を通して感じたことなど、貴重な話を組合員の有志3名から聞くことができました。その後、前日に引き続き、被災を想定したケーススタディを実施。命を守るための対応についてグループ内で意見交換をしたのちにチームで発表していきました。
参加者の声
「実際に避難所生活を体験してみて、想像以上に大変だと感じました。日頃から備えておくことの大切さを痛感しました。」
「グループワークを通して、様々な意見交換ができ、とても勉強になりました。いざという時は、周りの人と協力することが大切だと学びました。」
「能登半島支援活動の体験発表を聞き、自分たちも何かできることがあるのではないかと感じました。」
最後に
今回の避難所生活体験イベントを通して、参加者一人ひとりが防災意識を高め、いざという時に行動できる力を養うことができました。カワレルAction Collegeは今後も組合員の皆様の自らの選んだよりよい人生を生きるために「自ら考え生きる力」「誰かのためを想像できる人間力」を養える体験型イベントの企画、講義・セミナーを企画していきます。次回以降もお楽しみに!