【体験】生理痛VR体験を通じた 想い合いセミナー
カワレルAction Collegeはデンソー労働組合が「自ら考え生きる力」「誰かのためを想像できる人間力」を養う学び場として作った企業内大学です。
11月8日本社ミライマテラス3階にて、健康保険組合と健康推進部主催、カワレル Action College協賛のもと、「生理痛VR体験を通じた想い合いセミナー」を開催しました。
総勢78名の社員にご参加いただいた様子についてレポートにまとめたいと思います。
今回のセミナーは生理痛体験を通じてジェンダーやフェムテックについて理解を深めるキッカケを提供することを目的に開催しました。
セミナーは大きく下記の3部構成となっていました。
・外部講師による講義
・デバイスを用いた生理痛の疑似体験
・体験から気づいた事のワークショップ
まず冒頭の15分は外部講師の方から女性の体と健康に関する基礎知識をご説明頂きました。その中では、生理の仕組みや人によって痛みに大きな違いがあること、PMS(月経前症候群)など多岐に渡っての説明があり、男性だけではなく、女性の方であっても気づきが得られたというコメントを多く頂きました。
第2部では、希望者に限定し、今回のセミナーのタイトルにもなっている生理痛のVR(疑似)体験を実施しました。このデバイスは特殊な筋電気刺激(EMS)を用いる事で、生理時に生じる腹部の痛みを段階的に体験できるVR装置になっており、黒色のパッドを下腹部に接着させて使用します。
体験者の方からは、男性からは「頭では理解していた生理痛がこんなにつらいものだとは思わなかった」「こんなにつらい思いをして仕事や家事をしていたと思うと、もっとサポートしてあげたいと思った」といった率直な声をたくさんいただきました。一方で一部の女性からは「痛さはこの程度ではななく、もっと痛いです」という声もあり、それを聞いた男性陣は驚いた様子でした。
中には痛すぎて思わず机で体を支えてしまう方も・・・
第3部では肌身で体験をしたことから、個人ワーク→グループワーク→発表という順番でワークショップに取り組みました。「本当は助けてあげたいけど、どのように声を掛けたら良いか分からない」「女性でも人によって痛みが違うので、自分の基準だけで話さない」「実際のタイミングは分からないので、もっと辛い」など、様々な気付きをシートに書き留めたり、グループで共有し合っていました。
このイベントを通して、生理痛は決して個人で抱えるような問題ではなく、家族や職場の仲間など社会全体で想い合い、考えていくべき問題であることを改めて実感する良いキッカケになったと感じます。
カワレルAction Collegeは今後も組合員の皆様の自らの選んだよりよい人生を生きるために「自ら考え生きる力」「誰かのためを想像できる人間力」を養える体験型イベントの企画、講義・セミナーを企画していきます。次回以降もお楽しみに!
最後に1つだけアンケートをご紹介。辛さをを読み取って感頂けるでしょうか?・・・
当日の講義を動画にまとめました
①基礎知識 https://youtu.be/onBTggoh540
②体験 https://youtu.be/IccYh_LKlyg
③グループワーク、まとめ https://youtu.be/WgryKXcQfSc
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